宇宙はオレに興味がない

皆さん大好き、冨樫義博氏の『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)のジャイロが言った一言。

そんなわけはないと思っていた青年期。
周りはみんな自分のことを知っていて、自分も周りのことは知っている世界。

それが大人になると、面白いほどに他人だらけ。
毎日顔を合わせる同僚や先輩・上司のことは何も知らないし、あまり興味もない。

自分がそう思っているということは、周りも自分をそう思っているはず。

私はプログラマーをやっていて、いわゆる世間ではDXとやらを推進している立場の人。
なのに意外と毎日出社している。
テスラのイーロンマスクが出社しろって言っているくらいだから、
テクノロジー業界にいても例外はない。

 

圧倒的モブ感

肩幅が広く、猫背なので電車でスマホをいじるのが苦手で、
嘘寝をするかボーとしていることが多いのだけど、
週2~3回、同じ車両に乗っているきれいな女性がいる。

こんだけ顔を合わせれば、相手もよく顔を見かけるなくらいに思ってくれていると思って女性の友達に話したら
電車に乗っているときに男の顔なんてみていない。のだそう。

ひょんなことから隣に座ってしまった時は、ドキドキしていたのに(わざとじゃないよ)(ほんとだよ?)
相手はミジンコも意識していないことがわかった。

そんな時にジャイロのセリフを思い出した。


「宇宙はオレに興味がない」

 

結構大人になると、何のために生きてるんだろーとか考えることが多くなったけど、
今一人暮らしをしている5.6畳で孤独死しても誰も気づいてくれない現状に
気温が低くなってきたことも相まって少々寂しさを覚える小生であった。

社会問題にもなっている電車での痴漢被害。
同じ車両に乗っているだけで、冤罪になるのも困るし
車両を変えることも考慮にいれようと思う。

でも電車とかハロウィンとかの痴漢被害って日本特有?らしくて
日本男児としては恥ずかしいばかり。

女性専用車があるから、女性は優遇されているとか
短いスカートはくから、痴漢にあうんだとか
心無い男性は、暴言を吐くけど
痴漢をする人がいない社会がよっぽど健全。

男は痴漢に会うことがないから気持ちがわからないんだよね。
マッチョな黒人に囲まれて、体触られることを想像すれば少しは気持ちがわかるはず。
生きにくい世の中を自分たちから作るのは、やめていきたいな。

と、言いたいことから離れてしまったが
めちゃくちゃ雑談になってしまった。

 

世界との距離が遠くなった

今の世の中、世界っていうものがインターネットとか技術のおかげですごく(論理的に)狭くなった気がする。
世界中の誰ともコミュニケーションがとれて、インフルエンサーとかYouTuberとか成功者の私生活がすごく身近に感じられる世の中になった。

 

ただ、そういう成功者や大富豪みたいな人たちとの物理的な距離は多分
エジプトの奴隷とクフ王とか農民と平安貴族よりも遠くなっているのだと思う。

 

イーロンマスクやジェフベゾスなんかは、たった一人でお国の国家予算よりも大きな資産を持っていて影響力が計り知れない世の中になった。

 

でも、私みたいな中流がお金持ちになる可能性は0に等しい程、ふさがれているように感じる。

だってお金持ちは、一応労働者がいてなんぼの世界。(機械化やAIの話はおいておいて)
何とか労働者が反乱を起こさないくらいの賃金を与えて、
労働力がなくならないように不労所得で生きていくなんてことはさせないようにコントロールしている。

 

巷では、不労所得やNISA、お得な話や節約の話でいっぱいでもうおなかいっぱいだよ。
景気のいい話がききたい。

 

生まれてから一度も好景気を知らない